迅速に動いてくれた弁護士のおかげで不起訴になり、職場にもバレず前科もつきませんでした。

スマートフォンで盗撮

39歳の公務員です。
スマートフォンで女性のスカートの中を盗撮していたのがばれて逮捕されました。

鞄の中にあらかじめ録画状態にしたスマートフォンを入れておいて、エスカレーターでスカート姿の女性の後ろに立って撮影していました。

撮影していた際に後ろから肩を叩かれ、逮捕されました。
よく盗撮被害が出ている場所らしく、警察官がパトロール中だったようです。

警察官は私のスマートフォンを確認し、被害女性にもその動画を見せていました。

私は警察署に連れて行かれ、取り調べを受けました。

スマートフォンには今日撮影した動画と共に、過去に盗撮した画像が10点ほどありました。うまく撮影出来ていない者が多く、下着が確認出来るのは2人だけでした。

私は罪を認め、このスマホに入っているものが全部だということ、動画サイトを見て自分にも出来るのではないかと思ったことを正直に話しました。

逮捕された翌日、私の父から依頼を受けた弁護士が面会に来てくれました。
私は弁護士に「仕事をクビになってしまうのではないかと心配だ。」と相談しました。

弁護士からは「早期釈放を目指せば仕事を続けられるだろう。」と言われ、被害女性との示談を薦められました。

私は示談交渉を弁護士に依頼し、検察官の取り調べに対しては事実を認めて深く反省していることを伝えました。

また、弁護士のアドバイスもあり「盗撮した動画は自分で楽しむ為で、投稿はしていないし今後もするつもりはなかった。」という事実を強く主張しました。

弁護士の交渉の結果、被害女性とは30万円で示談し被害届を取り下げてもらうことが出来ました。

両親が身元引き受け人になり私は釈放されました。
逮捕から4日後のことでした。

職場には弁護士からアドバイスを受けた父が「急病で倒れ検査入院した。」と連絡を入れてくれていたようです。
釈放の翌日から仕事復帰し、とりあえず職場にはバレずに済みました。

しかし、過去の盗撮については被害者が特定出来ず示談も出来ないので、不起訴になるように弁護士が働きかけをしてくれました。
示談金の代わりに弁護士会に寄付をして反省の色を表すということもしました。

その結果、盗撮事件は不起訴処分に終わりました
職場にもバレず前科もつかず、元通りの生活に戻ることが出来ました。

ほんの軽い気持ちで初めて盗撮でしたが、今回のことで深く反省し、二度するつもりはありません。
迅速に動いてくれた弁護士の先生には本当に感謝しています。