飲み会の帰りに痴漢
47歳の会社員です。
痴漢で逮捕され、強制猥褻の罪に問われました。
会社の飲み会の帰りで終電間際の電車に乗りました。
車内は奥に詰めることこともできないくらい満員で、私はドア付近に立っていました。
隣にいたスーツ姿女性も少し酔っているようで、眠そうにぼんやりと立っていました。
いけないと思いながらも、私はその女性に触れてしまいました。
最初はスカートの上から軽くお尻に触っていたのですが、抵抗する様子がなくむしろ私に体を預けるように寄り掛かってきたので、ついエスカレートしてしまいました。
スカートの中に手を入れて太腿を触り、下着の中にも手を滑らせてしまいました。
女性が身じろぎし、近くにいた男性が異変に気付き、私は捕まえらえてしましました。

そのまま私は駅員に引き渡され、警察に逮捕されました。
当初私は「女性も嫌がっていなかった」と主張してしまい、警察から説教を受けました。
下着の中まで手を入れてしまったことから私は「強制猥褻罪」にあたり、通常の痴漢よりも重い罪に問われると聞いてびっくりしました。
実は以前痴漢行為で捕まったことのある友人がおり、20万ほどで被害者と示談して無罪になったと聞いていたからです。
私は被害者と示談したいと申し出ましたが、警察から被害者の連絡先は教えてもらえませんでした。結局妻から依頼を受けた弁護士が面会に来てくれて、その弁護士に全てをお任せすることになりました。
「強制猥褻罪は懲役になることもある」と聞いて血の気が引きました。
痴漢で刑務所に服役することになるなんて思いもよらなかったのです。
酔っぱらって痴漢をしてしまった為に人生を棒に振ってしまったと深く反省しました。
弁護士は被害女性と示談交渉を進め(私には教えてくれなかった被害者の連絡先も弁護士なら教えてもらえたようです)、被害届を取り下げてもらうことができました。
示談金は友人の支払った20万円位比べるととても高額でしたが、自分の仕出かした過ちを償うためには仕方がないと思いました。
被害届が取り下げられたので、この痴漢行為で裁かれることは無くなり前科もつかずに済みました。
私には妻と娘がおり逮捕された際には離婚話も浮上しました。
しかし弁護士が私と妻の間も取り持ってくださり、今後は外でお酒は飲まないことを妻に約束してなんとか元の生活を続けることが出来ています。
示談交渉の時に反省文を被害女性に差し入れたのですが、個人的に妻にも反省文を書きました。
刑務所に入ることもなく、元の生活に戻ることができて本当にほっとしています。