弁護士に専門的な手続きを説明していただき、自首を決意することができました。

盗撮で逃走

41歳の会社員です。
盗撮で自首するにあたって相談しました。

私は洋服店の試着室にビデオカメラを仕掛けました。

ビデオカメラを回収するために客を装って試着室に入り、ビデオカメラを回収して店を出ようとした時に店員に声をかけられました。

他の客がビデオカメラに気付き、見張っていたようです。

カバンの中に隠したビデオカメラが見つかり、私は店の奥に連れて行かれそうになりましたが隙を見て逃げ出しました。
盗撮に使ったビデオカメラは置いてきてしまいました。

とっさに逃げ出したものの店の防犯カメラや盗撮した映像の中に私も顔も写っているかもしれないと思い、不安になりました。
警察が逮捕しに来るかもしれないと思うと夜も寝られず、仕事中も気が気ではありませんでした。

悩んだ末、私は弁護士に相談することにしました。

弁護士は詳しく話を聞いた上で、逮捕や勾留、起訴の可能性についてわかりやすく説明してくれました
「自首して罪を償う」という発想しかなかった私には目から鱗でした。

自首すると罪が軽くなる可能性があること、このまま放って置いても逮捕されない可能性があること、など自首のメリットデメリットを聞きました。

相談後一旦帰宅してよく考えましたが、やはり自首することに決めました。

「もしかしたら逮捕されるかもしれない」「警察が自分を探しているかもしれない」と思うと落ち着かなかったためです。
また盗撮の罪の意識も芽生えて、被害者にお詫びしたいという思いもありました。

自首するにあたって、弁護士が付き添ってくれたのが非常に心強かったです。

店側は被害届を出していましたが、設置してすぐにビデオカメラが発見されていて下着姿等は写っていない状態でした。

私は弁護士立会いのもと事情聴取を受けてすぐに釈放されました。
弁護士から「おそらく今後も呼び出しはないでしょう」と言われました。

「自首したこと」「深く反省していること」「初犯であること」などから立件せずに終わるだろうという見立てでした。
弁護士の言葉通り私は罪に問われることなく終わりました。

結果論で言えば、自首しなくとも罪に問われることはなかったのかもしれません。しかし相談に乗ってもらい専門的な手続きをわかりやすく説明していただいたおかげで、自分で納得した上で自首決意することができました

自分の中でもケジメをつけることができたので自首をしてよかったと思っています。
不甲斐ない私に親身になって相談に乗ってくれた弁護士には本当に感謝しています。