痴漢冤罪も痴漢行為をしてしまっても、それぞれの事案に即して最善の決着方法を探ります。

専門家に依頼するメリット

痴漢事件を専門家に依頼するメリットは計り知れません。
代表的なものを挙げていきます。

示談交渉ができる。

理屈上、示談交渉は弁護士でなくとも可能です。

しかし、被害者と面識のないことが多い痴漢事件では、まず被害者の連絡先を入手することから始めなくてはいけません。
性犯罪の場合、加害者に連絡先を知られるのを恐れ、弁護士に限って連絡先を知らせる被害者が大多数を占めます
本人やご家族では、被害者と連絡を取り合うことさえ出来ないのが現状です。

また、不起訴処分を目指す為には、最大23日間の逮捕勾留期間中に示談交渉を成立させることが重要です。
限られた時間の中で示談交渉を成立させるのは、痴漢事件に精通した専門家にしか出来ません。

保釈・釈放の働きかけができる。

逮捕されると、警察から検察官に身柄が移されます。
逮捕勾留後、起訴されて裁判になれば、裁判中も身柄の拘束は続く可能性があります。

一日も早い釈放を目指す為には「保釈請求」や「勾留決定に対する不服申立て」など、検察や裁判所に対しての働きかけを行なわなくてはなりません。

身柄拘束を解いてもらう為には「逃亡や証拠隠滅の恐れがない」ことを証明するなど専門的な知識も必要です。

また、弁護士であれば保釈請求の際に裁判官と面談して、直接保釈の必要性を訴えることも可能です。

面会の制限を受けずに、精神的サポート・家族との橋渡しができる。

身柄拘束中の面会は、ご家族であっても制限があります。

逮捕期間中は、家族であっても原則面会は認められません。
痴漢で捕まったと連絡を受けて駆けつけても本人に会うことは出来ないのです。

しかし、弁護士だけは面会することが許されています

逮捕後、検察官に送致され勾留が決定すると、弁護士以外の者も本人と面会が出来るようになります。
ただし、面会できるのは1日1組3人までで、警察官の立会いのもと15分~20分程度と時間も限られています。

また、冤罪を主張している場合などは「接見禁止」になる恐れがあり、この場合は弁護士しか面会することが出来ません。

身柄を拘束されると、体力的にも精神的にも参ってしまうものです。
早く釈放されたいあまりに、やってもいない痴漢を自白してしまうケースもある程です。

弁護士はいつでも面会が可能なため、取調中の本人を精神的にサポートすることが出来ます。
取り調べに対してアドバイスをすることも可能ですので、本人にとっては何より心強い支えとなります。

また、本人とご家族の橋渡しを出来るというメリットもあります。
本人の様子をご家族に伝えたり、ご家族からのメッセージを伝えたり、差し入れを渡すことも出来ます。

弁護士が間に入ることによって、身柄拘束中も本人とご家族を繋ぐことが出来るのです。

依頼者の利益のために動いてくれる。

依頼を受けた専門家は、依頼者の利益のために動きます。
痴漢事件に精通した専門家が味方になってくれることは、本人にとってだけでなく家族にとっても心強いものです。

冤罪事件の場合も痴漢行為をしてしまった場合も、それぞれの事案に即して最善の決着方法を探ります。

刑事事件は時間との勝負です。
よい結果を得る為には、一日も早く専門家に依頼することが重要です。